10月14日(月)23:20【行きたい「学校へ行こう!」】 |
昨日のつづき。
現在の義務教育の制度では、こんな学校嫌じゃーと言って、通学する学校を自分で決めたりすることはほとんど出来ないんだよね。
都会なら私立か公立かを選択する事もできるけど、当然、お金に余裕のある人に限られる。地方だと私立の小学校や中学校自体が存在しないし。
そんなわけで、現在の日本の多くの子供たちは住む地域によって、勝手にお上が線を引いた学区制というもので、強制的に通う学校が決められるわけです。
ですから、すぐ隣町に優秀な学校があっても、この町に住んでいる限りは荒れた学校に通わなくてはならないというケースがあるんです。
こんな理不尽なことってありますか。
学校なんてほとんど毎日通うんだから、そりゃーだれだって、いい先生がいて、いい教育が受けられる学校に行きたいと思うでしょうに。
そんなわけで、学区制などという遺物はとっとと取っ払ってしまうことでしょう。
すると、当然、学校のあいだに競争が生まれる。なんせ、人気のない学校には生徒が集まらないんだから、必死で学校をよくしようと考える。そうすれば、"いい学校"の選択肢が広がる。
「自由な校風」などと言って、校則や制服がない学校にするのもいいでしょう。しかし、一方では、きちんとした校則を定めて、規律ある学校生活を送れる学校も作らねばなりません。それで初めて、どっちに行くかを決めることができます。
ま、そうなるとそのうち、あの先生がいる学校へ行きたいとか、あんな行事がある学校へ行きたいというのもでてくるだろうけど、それはまぁ当然。
そうして、学校がいい先生を育てることに力を入れたり、いい授業をするために知恵を絞ったりすればいいわけで、いいことだらけですね。
ところがこれを、「学校間や地域で格差が生まれる」「異常な競争に歯止めがかからずモラルが崩れる」と言って反対する人たちもいるわけですが、何ぬかしとんじゃいですわ。
よい学校にしようと努力すればそれでいいだけの話で、努力もしないで、これまでの既得権益にしがみついて離れない人たちの言い分です。
ま、ようするに、「いい先生」や「いい学校」が生まれると、自分達のような怠け者がクビになってしまうので、文句をタラタラ言うとるわけです。
こういう人たちにとっとと教育現場から退場してもらうためにも、学区制は廃止すべきなのです。なんせ、現行では、潰れたりクビになったり給料が下がったりすることがないので、熱心に仕事をする先生ほどバカをみるんだから。こんなことってある?
まぁ、それでも恐らく、官僚の言いなりとなって「ゆとり教育」の撤廃もできない現在の文科相が近いうちに学区制を廃止するとは思えないので、ここはひとつ、各地方自治体の首長が国に反旗を翻してやるべきでしょうナ。
住基ネット不参加とかいう後ろ向きな国への抵抗じゃなく、こういう前向きな、地域をもっとよくするための抵抗をジャンジャンやればいい。
この決断をすれば、自治体への問い合わせは住基ネット不参加どころの騒ぎじゃないし、人口流出で悩む自治体を救うかもしれないよ。俺が首長なら、絶対やる。まぁ、まだ被選挙権ないんだけど。
えーっと、もし、学区制にもこんないいとこあるよ、っていうのがあったら教えてください。ぼくが気づかない素晴らしい利点があるかもしれないので。あと、学区制なくしたらこんな弊害あるよってのも。それによっては、この意見即刻撤回します。
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