=== KAKKI AWARD 2003 ===

ついに3年目!「アカデミー賞」、「グラミー賞」、「エミー賞」、さんま御殿の「踊る!ヒット賞」に並ぶ世界5大アワードのひとつ「カッキー アワード」。カッキーが2003年に観た聴いた人、モノ、作品、団体から良かったものを独断と偏見で勝手に表彰しちゃいます。

音楽作品部門
◆最優秀邦楽賞
宇多田ヒカル「COLORS」
東芝EMI/作詞・作曲=Utada Hikaru/発売日03.1.29
♪ミーラーが〜というわけで、申し訳ありませんが特に受賞理由は思いつきません。まー、これかなというだけで。次点は、元ちとせ「千の夜と千の昼」。森山直太郎「さくら」も。今年唯一のダブルミリオン「世界に一つだけ」は残念ながらランク外です。歌そのものがどうこう言うよりも、あれをSMAPというアイドルグループが唄ってしまうことに打算が窺え、ある種の気持ち悪さを感じました。

◆最優秀邦楽アルバム賞
該当作品なし
だって、オイラが今年買った唯一のアルバムってヒッキーの「First Love」だもん。ブックオフで中古の。

◆新人賞
森山直太郎「さくら(独唱)」
ユニバーサル/作詞=森山直太郎、御徒町凧/作曲=森山直太郎/発売日03.3.5
惜しくも最優秀賞は逃しましたが、新人賞はこれで文句ないでしょう。あれだけちゃんと聞かせられれば、歌手のなかの歌手といえます。レコード大賞は受賞辞退という謙遜ぶりですが、この賞はもらってね。

映像作品部門
◆最優秀連続テレビドラマ作品賞
Dr.コトー診療所
フジテレビ/放送日03.7〜9
純クン、いや失礼、吉岡秀隆の名演技はもちろん、柴咲コウ、泉谷しげるをはじめとする脇を固めた役者陣もよかった。一部、脚本に納得がいかない点、稚拙な点があったものの、これ以外では選ぶに値するドラマも見当たらず、受賞の運びに。

◆最優秀単発テレビドラマ作品賞
該当作品なし
われらがさんま工場長が主演したTBSのざわわ〜のドラマも考えなかったこともないですが、カネばっかりかかったお涙頂戴ものに、ことし一番の賞などあげるわけにはいきません。ビデオ屋で「ライフ・イズ・ビューティフル」借りて観たらいいだけやったもん。

◆最優秀劇場公開映画
該当作品なし
あ、ごめん。今年も映画館行ってない。3年連続かよ!

◆最優秀主演男優賞
吉岡秀隆
「Dr.コトー診療所」(フジテレビ)
作品賞受賞もこの人の演技があったからこそです。観る者を惹き付ける役者であることは間違いありません。脚本の至らない点もこの方がカバーしたと言っても過言ではないと思います。

◆最優秀助演女優賞
柴咲コウ
「Dr.コトー診療所」(フジテレビ)
こんなに幅のある女優さんだとは。今後の活躍への期待もこめて、助演女優賞です。

◆大爆笑(賞)
FNS27時間テレビ「みんなのうた」飛島中継―笑福亭鶴瓶、明石家さんま
フジテレビ/放送日03.6.28
御両人2年連続受賞です。まさかのモロ出しはテレビ史に残る衝撃映像でしょうが、その後のさんま工場長のコメントこそ賞賛されるべき。「赤ちゃんのはええねんから、小ちゃいチンチンもええねやろ」。ぐれーと、お見事。ただ性器を曝すことが面白いのではなく、これだけの返しがあったからこそ笑えたのです。

◆最優秀テレビCM
該当作品なし
今年は残念ながら、思わずぐっと惹きつけられるようなCMも見当たりませんでした。そもそも俺、テレビ見る時間減ってるから、最近のCMどんなのがあるのかよくわからん。

◆最優秀成人作品賞 ・ お世話になったで賞(18禁)
青空ぶっかけサークル4時間
ナチュラルハイ/監督=イタカ・スミスリンパウダー/出演=笠木忍、可愛はるか、沢村ゆかり、青山くるみ、憂木愛美、由月理帆、萩原さやか、京野真里奈
シリーズ8作を4時間にまとめた濃縮版。今年一番の衝撃だった。公序良俗には間違いなく反しているので、良い子は絶対に真似しちゃだめだよ。一番良かったのは、萩原さやかちゃんのゴルフ版でした。よくあれだけがんばった!感動した! 由月理帆ちゃんもけっこう好きですが、この作品ではそれほどグっとこなかったかな。ちなみに、「お世話になったで賞」は2年ぶりの復活。

ヒューマン部門
◆世界で活躍したで賞
松井秀喜
NYヤンキーズ外野手
ことしはこの人で文句なし。惜しくも世界一は逃したものの、ワールドシリーズ日本人初HRの快挙。今年一番輝いたスポーツ選手であること間違いなし。

◆見事な再建で賞
星野仙一
前阪神タイガース監督
「勝ちたいんや!」と立ち上がり、見事に万年最下位弱小球団を優勝に導いた男・星野。この人の男っぷり、指導力、決断力に憧れる人も多いことでしょう。ぼくもその一人。

◆けっこうがんばったほうで賞
バレーボール女子全日本チーム
世間はどうか知りませんが、ぼく個人はまったく期待してなかった今回のワールドカップ。ところが、蓋を開けてみれば、けっこう頑張ったではありませんか!大山加奈、栗原恵両選手の活躍はこれからの日本バレーに夢を与えました。来年の最終予選では絶対にアテネ切符を勝ち取るように!いつものことだけど、NEWSとかは必要ない。

◆がっかりで賞
内田恭子
フジテレビジョンアナウンサー
がっかりです。まさかの熱愛発覚。ぼくの恋も終わり。しかし、お台場の女子アナは今年1年いろいろありすぎ。

◆いかさまはいけないで賞
A元プロデューサー&日本テレビ放送網
日本テレビ元社員&民放放送局
いかさまはいけません。その昔、この局の某氏が言ってました。「視聴率至上主義は視聴者至上主義だ」と。そんな社風ですから、こんなことがあっても不思議ではないでしょう。しかし、この後の会社の対応などは、「俺らは何も悪くない」的なひらきなおった態度にみてとれたのは私だけでしょうか。こんなことを続けてたら(視聴率操作そのものだけじゃなく、視聴率を崇める体質などなど含めて)、テレビはこの先本当に落ちぶれるよ。


以上の選考はすべて、「カッキーアワード選考委員会」の独断と偏見によるものです。

2002年の受賞者HOMEご意見板

Copyright (C) 2003 The Selection Committee for the Kakki Awards 2003. All Right Reserved.