=== KAKKI AWARD 2004 === |
4年目突入!「アカデミー賞」、「グラミー賞」、「エミー賞」、さんま御殿の「踊る!ヒット賞」に並ぶ世界5大アワードのひとつ「カッキー アワード」。カッキーが2004年に観た聴いた人、モノ、作品、団体から良かったものを独断と偏見で勝手に表彰しちゃいます。今年度より新たに文学部門を創設いたしました。 |
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◆最優秀邦楽賞 |
平原綾香「Jupiter」 ドリームミュージック/作詞=吉元由美/作曲=G.Holst/発売日03.12.17 「私たちは誰もひとりじゃない」というわけで、今年はこの曲に最優秀賞を。ホルストの組曲「惑星」の中の”木星”をモチーフにした壮大なスケールを見事に歌い切ったと言えるでしょう。We are not alone. |
◆新人賞 |
平原綾香「Jupiter」 ドリームミュージック/作詞=吉元由美/作曲=G.Holst/発売日03.12.17 最優秀邦楽賞とのW受賞です。 |
◆最優秀主題歌賞 |
平井堅「瞳をとじて」 DefSTAR RECORDS/作詞・作曲=平井堅/発売日04.4.28 本年代表的ヒット映画『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004東宝/TBS/博報堂DYメディアパートナーズ/小学館/S・D・P/MBS)の主題歌。映画以上に平井堅の歌唱力に感動。もうちょっと劇中にかかってもよかったと思うくらい。っつーか、あの映画の一番のみどころでしたよね? 今年一番売れたシングルでもあるようです。 |
◆最優秀CMソング |
平井堅「Desperado」 作詞=Glenn Frey/作曲=Don Henley/キリン・ラガービール イーグルスの珠玉の名曲を平井堅がカバー。この曲のおかげでビールの味までがぐっと引き締まったような気がします。ちなみに、ワタクシは平井堅の熱烈なファンというわけではないですよ、念のため。 |
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◆最優秀連続テレビドラマ |
該当作品なし ことしは不作でしたよね。話題のセカチューも第1話で見切り。『オレンジデイズ』は気に入ってけっこうみてたわけですけど、作品として評価できるかというと、それはできない相談でして。よかったのはコウちゃんだけ。というわけで、本年は該当作なし。 |
◆最優秀単発テレビドラマ |
該当作品なし 残念、こちらもいいのが無かった。『Dr.コトー2004』も期待が大き過ぎただけに、落胆が大きく最優秀賞には遠く及ばずなわけで・・・。いいドラマが見たいよー。 |
◆最優秀主演女優賞 |
柴咲コウ 「オレンジデイズ」(TBS) だって可愛かったんですもの。惚れちゃったんですもの。妻夫木〜、優香って女がいながら何回もコウちゃんとチューしやがって!許せん!次点は『世界の中心で、愛をさけぶ』(劇場公開映画)の長澤まさみ。コウちゃんは前年の「助演女優賞」受賞に続いての受賞です。 |
◆最優秀主演男優賞 |
該当者なし
柳楽クンということにしておけば妥当なのでしょうが、まぁなんとなくまだ早いだろ、ということで。今年度はなしといたします。 |
◆最優秀テレビCM |
2004年 年間キャンペーン「伝説の名馬たち」篇(ダービー告知)
JRA日本中央競馬会/出演=明石家さんま 最初は該当作品なしを考えていましたが、それだと映像部門があまりにしらけた感じになってしまうので、まぁ贔屓目ですがさんま師匠を選ばせていただきました。近年稀にみるさんま師匠のかっこよい仕上がりでした。オレに50億いや30億でも10億でもいいから自由に使えるカネがあれば、師匠と競馬を絡めた映画をつくりたい。 |
◆最優秀劇場公開映画 |
誰も知らない
2004 『誰も知らない』 製作委員会/プロデューサー・監督・脚本・編集=是枝裕和/出演=柳楽優弥、北浦愛、木村飛影、清水萌々子、韓英恵、YOU ほか なんとまぁ4年目にして初めて受賞作品が生まれました。喜ばしい限りです。ちなみにでも、今年見たのはコレと「せかちゅー」の2本だけですけどね。その中から選ぶとすれば、コレというわけで。えー、すみません。元々ワタシにこんな賞を選ぶ資格がないんです。 |
◆最優秀成人作品賞 ・ お世話になったで賞(18禁) |
白鳥の湖 Theエロス 全裸バレエU
SODクリエイト/監督=土屋幸嗣/出演=ミキ(仮名) ほか アダルトビデオ業界に常に新風を巻き起こすと言っても過言ではない高橋がなり氏率いるソフトオンデマンドが今年もやってくれました。バレエとAVのコラボレーションなどだれが想像したでしょうか。しかし、それは確かに心惹きつけるエロスなのでした。真っ裸のバレエ、真っ裸のダンシング・・・。エロかった。本人と監督による副音声での解説も良かった。パート1も初々しさがあり、かなり良かったので、どちらにしようか迷ったけど、完成度ではパート2が高いと思い、こちらを選びました。 |
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◆カッキーが選ぶこのミステリーがすごい!で賞 |
雫井脩介「犯人に告ぐ」
双葉社 本年度ミステリーのナンバーワンはこの作品に。ストーリー構成、人物描写どれをとってもすばらしいものがありました。「活字」があれだけ人間をストーリーに没頭させてしまうものなのですね。犯人よ、今夜は震えて眠れ―。名文句です。 |
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◆日本の誇りで賞 |
イチロー シアトルマリナーズ 米大リーグの年間安打記録を84年ぶりに塗り替えた日本人野球選手。素晴らしい記録を打ち立てました。某薬品メーカーのCMのパクリですが、「奇跡ではない軌跡である」と。2001年度「期待通りの活躍でしたで賞」以来2度目の受賞。 |
◆たかが選手、されど選手で賞(日本野球界功労賞) |
古田敦也
ヤクルトスワローズ/労働組合日本プロ野球選手会会長 どこぞの狸親父に「たかが選手」と罵声を浴びせられようとも、あなたは自分の信ずる「子供たちの夢」のためにシーズンの真っ最中であるにも関わらず身を粉にして尽力されました。そして涙を流しました。私は感動しました。いえ、もちろんその涙に感動したというわけではありませんし、必ずしも野球界に対する意見はあなたと同じではあません。けれども、あなたの「野球」に対するその思いと行動する姿に感動したのです。自らの保身のためにこの問題からそっぽを向いた屑OB連中は野球界永久追放だと思います。 |
◆敗軍の将(賞) |
渡辺恒雄
読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆/読売巨人軍前オーナー/プロ野球オーナー会議前議長 読売グループの将も結局は世論に抗えなかったということですよね。なんでも自分の思い通りになるということはないのです。「老害」という言葉もあるわけですが、一人のものが大きな権力を握ってしまうということは不幸や崩壊の始まりであると思います。 |
◆学歴詐称(賞) |
古賀潤一郎 元衆議院議員 学歴ってのはそんなに大事なもんかねぇ。むしろ、そんなもんでしか人の良し悪しを判断できない者は愚かでしょう。ってことは、この議員センセイは、有権者がそれほど愚かであると見込んだということですね。でまぁ、本当に当選しちゃったわけですけども。あー、悲しいね。ちなみに、ペパーダイン大学ってどこにあんねん? |
◆再建なんてご冗談でしょう(賞) |
三菱自動車工業株式会社
自動車及びその構成部品、交換部品並びに付属品の開発、設計、製造、組立、 売買、輸出入その他の取引を行う企業体 法令順守だとかコンプライアンスだとかお客様第一だとかという企業としてあって然るべき言葉がこの会社の辞書には存在しなかったのでしょう。彼らは雪印を知らなかったのでしょうか?消費者への「裏切り」は企業の死に直結するということを従業員1万3千人の誰一人として知らなかったのでしょうか?それも彼らはこれが「初犯」ではないのです。二度も過ちを繰り返したわけで、そんな者が「再建」だとか「信頼回復」などとのたまうのはチャンチャラ可笑しな話です。とっとと身売りするのが筋でしょう。次の被害者、死者を出す前に、ね。 |
◆返せ、受信料・損害賠償(賞) |
日本放送協会
放送法に基づき主に公共放送を行うことを目的とした特殊法人/略称:NHK もともと私はNHKなる有害機関は早々に解体あるいは民営化すべきであるという持論を持っておりましたが、今回の不正経理事件を始めとする問題でようやく世間的にも火がついたと喜んでおります。せっかくの機会ですから、受信料制度という私の思うところの「憲法違反」を改める契機になることを心より願います。くわしくはこちらを。ま、何はさておき独裁者エビ・ジョンイルはその首を切られないと、ね。 |
◆老人性?痴呆症(賞) |
橋本龍太郎
衆議院議員/第82代、第83代内閣総理大臣 1億円ものカネの受け渡しが「記憶にない」とは恐れ入ります。そんな記憶力の人が内閣総理大臣という「お仕事」をできたのですから、大したもんです。俺の方が数倍記憶力あります。橋本内閣当時の景気悪化もこの記憶力の無さのせいだとしたら、やりきれんなぁ。いや、きっとそうに違いない。でなきゃ、自社さ連立なんてありえない。まぁ、当の本人はきっとそんなこともお忘れでしょうがね。ちなみに「痴呆症」は「認知症」への名称変更が検討されています。 |
以上の選考はすべて、「2004カッキーアワード選考委員会」の独断と偏見によるものです。
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