2001年8月6日(月)【靖国】
おい、誰や一体、一番最初に「靖国問題」なんていうなんの意味もないことを、さも重要なニュースであるかのように取り上げた阿呆は! 首相が神社の一つに参拝したからどうだっていうの? 公式参拝も私的参拝もあるか! そんな下らんことを訊く新聞記者がいるからこの国はこんな国になったんだよ。
12月24日が来れば、首相にクリスマスはやりますのん?と訊くのか、12月31日が来れば、除夜の鐘つきに行きますのん?と訊くのか、七五三はしはったんですか?と訊くのか。そして、このどれもを日本国の首相はやっちゃいけないのか。政教分離だぁ? アホぬかせ。
「そんなことを言ってるんじゃない。A級戦犯が合祀されている靖国神社だから問題なんだ」という声が進歩的な$lたちから聞こえてきそうですが、この人たちこそが平和主義とか国際(アジア)主義の仮面を被った憲法違反者じゃないの?
そもそもこの国は、風を山を樹を、はたまた男性や女性の性器までを神としてまつる風習のある国。第二次大戦や日露戦争で尊い命を落とした人をまつる神社に参拝する人がいたって別にいい。
それをどうして第三者に止めることができるの? 政教分離だと? それを公明党が言うんだから笑止千万。首相が仮に、「一宗教法人・靖国神社」の利益のため、「靖国神社」の意のままに政治をとりおこなえば、これは政教分離に反するけれど、小泉首相にはそんなつもりはさらさらないよ。
あ、そうそう中国や韓国の人たちの心情を考えろという人もいるんだろうけど、それもちょっと違う。じゃ、日本人はアメリカの大統領がトルーマンやルーズベルトの墓参りをするのを止める権利があるだろうか?(今日はまさに広島に原爆が落とされた日だけど)。さらには、韓国の人が安重根の墓参りをするのを止める権利があるだろうか。韓国人にとっては英雄でも、日本人には伊藤博文の暗殺者だからね。
結局ね、人が何かに祈りを捧げるという行為に、第三者が入り込む余地なんてないんだよ。誰にも止める権利はないし、誰にも強制する権利もない。逆にそうすることが、憲法違反だし、基本的人権の侵害。そして何より危ないよ、いろんな意味で。